「マネーサプライを増やす事が、財政出動をする事が、経済を不安定にしている原因」

ベッドマン&週末ドリンカーモードでネットサーフィン(死語?)をしていたら次のようなページを見つけた。

一匹狼の提案箱 金融緩和も財政出動も、弊害ばかり
http://hamawolf.blog55.fc2.com/?mode=m&no=123

どこの誰が書いたかわからない匿名の記事だが、このページに書いてあることは概ね正しい。「マネーサプライを増やす事が、財政出動をする事が、経済を不安定にしている原因だという者は少ない。」という指摘は全くその通りだと思う。筆者は「原因」とまで書いているが、まさに「原因」であると言ってもいいと私は考えている。

つまり、先日の日銀の決定は金融システム、ひいては経済を不安定にするようなもの。日本国内だけでなく、国際金融システムをより不安定なものにするはず。

昨年の5月に書かれた文章だが、こういう確かな感覚を持った人が「経済の専門家と称する者たち」には少ない。

日銀の副総裁になった岩田規久男氏は『昭和恐慌の研究』(2004年)という著書の中で「デフレ不況下にあった昭和恐慌に学ぶべき」「歴史に学ぶべき」というようなことを言っているのだが、当時の金融システムと現在のそれは全く別物。国際金融システムの構造やマネーの動き方やスピードも違う。違う過去の状況を分析して学んだ知見を、現在の状況に活かせば的外れなものになる可能性がある。岩田氏は現在の日銀において早くも存在感を増し、中心的な役割を果たしつつあるようだが、このような的外れな思考をする人が重要な意思決定をするわけだから、それなりの覚悟が必要だろう。