新しい翻訳サービス「gengo」

最近、gengo( http://ja.gengo.com )という翻訳サービスのネット広告をよく見かける。「gengo」は日本語の「言語」のことだが、今まで使っていた同様のサービスよりも随分安い。だいたい3分の1以下の価格である。試しに2000文字程度の日本語の文章を英語に翻訳してもらったところ、たまたま担当した翻訳者が「当たり」だっただけなのかも知れないが、品質に遜色はなく、むしろ若干良いような気がする。専門性がそれほど高くない文章であれば、十分使えるレベルだと思う。

ところで、このようなサービスの登場は私にとってちょっと朗報である。実は3年ほど前から、翻訳サービスの助けを借りて、海外の投資家に向けて英文で情報発信するブログを運営して広告収入を得ているのだが、翻訳コストが下がるということは、その分、利益が増えるし、損益分岐点が下がる分、読者が少ない領域での海外に向けた情報発信も可能になることを意味する。
ブログを使って英文で情報発信する場合の広告収入は、私の場合、日本語でのそれと比べてだいたい20倍ほど多い。英語圏の方が人口が多いというのも大きな理由だろうが、それだけではなく、同じ内容の文章を発信しても日本文よりも英文の方が反応が明らかに良いのだ。
日本語の文章で多くの広告収入を得るためには、「炎上マーケティング」などの手法を使ってセンセーショナルな書き方をしなければ難しいだろうが、英文では、論理性と深く分析することを心がけて書いた地味な文章でもちゃんと反応がある。どちらの言語での情報発信がやり甲斐があるかと言えば、断るまでもないだろう。
今年2月の誕生日以来、請負仕事を電話相談だけに限って、それ以外は引退したが、これは海外向けの情報発信をする仕事に費やす時間を増やしたいから、というのも大きな理由だ。この仕事でしっかりした経済基盤を構築しつつ、あまりお金にならない日本語でのブログ発信を続けたり、個人事業主による経済取引ネットワークを形成するなどの様々な活動を維持していくつもりだ。
そういう私にとって、gengoはとてもありがたいサービスなのである。ただ、翻訳の仕事をしている方々には少々同情する。相場が下落する状況をなんとか乗り切って欲しい。