石破茂氏が「デモ=テロ」と述べたという話は氏の原文を読む限りデマである

※以下は、facebook上を流れてきた新聞画像についてのコメントです。

「大物議員」というのは石破茂氏のことだが、彼は「絶叫デモはテロ行為と変わらない」とは書いていないのではないか。

正確には「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」とブログ( http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html )で書いている。「デモ」という言葉は使っていない。

デモ自体ではなく、その「戦術」を問題にしている。「絶叫戦術」を使わないデモまでが「テロ行為とその本質においてあまり変わらない」とは述べていない。

元の発言が「絶叫デモはテロ行為と変わらない」と加工され、さらに「デモはテロ」と大幅に短縮されて、「デモをしたらテロ組織と見なされて共謀罪の対象になる」というデマが作られて、吹聴されている。

このデマを鵜呑みにして「そんなことになったら恐い」と思った人々は、この法案に反対。

デマを信じさせて恐怖心を生み出して世論を誘導しようというやり方は、テロリズムの原義( https://kotobank.jp/word/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0-102010 )を思い出せば、「テロ行為とその本質においてあまり変わらない」と僕は考える。

人々の恐怖心を利用するためにデマを拡散している組織は、武器弾薬こそ使わないが「テロ組織みたいなもの」だと言ってもいいかも知れない。本当に質(たち)が悪いと思う。

こういうデマを拡散したり、絶叫戦術にうつつを抜かしたりしている人たちが「思想の自由」や「表現の自由」を云々しているとは片腹痛い。

思想を深め、自分の考えに的確な表現を与えるためには、じっくりと腰を据えて考えなければいけない。

「思想の自由」や「表現の自由」は、絶叫やデマの吹聴とはおよそ無縁のものであると僕は考えている。

「絶叫の自由」や「デマ吹聴の自由」を追求したければ、無人島に行って地面を掘り、穴の中に向かって大いに叫べばいい。

以上、Facebookからの転載

 

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